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インストアイベントとは?初めてでも安心の流れやマナーを徹底解説!

CDリリースに合わせて行われる「インストアイベント」は、アーティストとファンが直接ふれあえる貴重な機会です。

トークや握手、サイン会、チェキ撮影など、リアルな接点を通じて一層の推し活を楽しめる反面、初めて参加する人にとっては流れやルールがわからず不安がある人もいるでしょう。

この記事では、インストアイベントの基礎知識から参加方法、当日のマナーまでを網羅的に解説します。さらに、イベントを企画・開催したいアーティスト、レーベルの担当者向けに運営側のメリットや実施ステップも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

目次

インストアイベントとは?

インストアイベントとは、CDショップやモール内の店舗などで行われる対面型イベントのことです。主にCDのリリース時期にあわせて開催され、トーク会・サイン会・握手会・チェキ撮影会などが実施されます。

基本的に参加には対象商品の購入が必要で、購入時に配布される参加券で入場できる仕組みです。購入枚数によって特典内容が変わるケースも多く、販売促進の一環として定着しています。

もともとはヴィジュアル系バンドを中心に広まりましたが、現在ではアイドルや声優など、幅広いジャンルのアーティストが活用しています。

インストアイベントの開催場所

インストアイベントは、主にCDショップの店内や併設されたイベントスペースで開催されます。ヴィジュアル系をはじめとする多くのアーティストが利用するのは、タワーレコードやHMVなどの全国チェーン店や、ライカエジソン、littleHEARTS.といったV系専門店です。

スペースに余裕がある店舗では専用エリアが設けられますが、小規模な専門店では営業を一時停止して店内をすべてイベントに使うこともあります。動員が多い場合は、アウトストア形式での開催も選ばれます。

【主な開催場所の例】

  • 全国チェーンのCDショップ(タワーレコード、HMV など)
  • V系専門ショップ(ライカエジソン、littleHEARTS. など)
  • 地方CDショップや書店のイベントスペース
  • ショッピングモールの共用スペース
  • レンタルスタジオ・ライブハウス(アウトストア形式の場合)

インストアイベントの主な形式

インストアイベントは、CD購入者を対象にした特典付きのミニイベントとして実施されるのが一般的です。内容はアーティストや開催場所によって異なりますが、主に以下のような形式がよくみられます。

  • トーク会:リリース情報や制作秘話、ファンからの質問に答える形式
  • サイン会:購入CDや特典物へのサイン。1人ずつ順番に進行
  • 握手会:メンバーと短時間の交流が可能
  • チェキ撮影会:メンバー全員または推しメンとの記念撮影
  • お渡し会:サイン入りポストカードやグッズの手渡し

これらは単独で行われることもあれば、複数を組み合わせて実施される場合もあります。また、CDの購入枚数によって内容がグレードアップするパターンがあることも覚えておきましょう。

インストアイベントの基本的な流れ

インストアイベントは、CD購入から交流タイムまで、いくつかのステップで進行します。ここでは一般的な当日の流れをご紹介します。

①参加までの準備|CD購入と参加券の入手

インストアイベントに参加するためには、まず対象のCDを購入・予約する必要があります。多くの場合、イベント開催店舗で指定されたCDを購入することで「イベント参加券」や「整理券」が配布され、それが入場のカギとなります。

また、同じCDでも販売店によって特典やイベント内容が異なる場合があるため、公式サイトや店舗の告知情報をよく確認することが重要です。ネット予約でも参加可能なことがあるため、遠方のファンもチェックしてみましょう。

②イベント当日|集合からスタートまで

イベント当日は、参加券に記載された集合時間にあわせて、会場に集まります。整理番号がついている場合は、その順番で入場や整列が行われ、スタッフの指示に従って動くのが基本です。

集合後は、イベント中のルールや注意事項がアナウンスされるほか、トークコーナーで使用する「質問用紙」の配布・記入タイムが設けられることもあります。これがトークの盛り上がりにつながるため、どんな質問を書くかを事前に考えておくとスムーズです。

③イベント本編|トーク・質疑応答で盛り上がる

イベントの本編は、アーティストの登場とあいさつからスタートします。新作の制作エピソードや直近のライブの感想、今後の活動予定などを語るトークパートは、ファンにとって作品や本人への理解を深められる時間です。

事前に記入した質問用紙が活用されることも多く、メンバーがファンの質問に答えてくれるコーナーは、会場が一体感に包まれる盛り上がりどころでもあります。

トークの雰囲気はアーティストの個性やバンドカラーが色濃く反映されるため、初めて参加する人にとっても親しみやすく、楽しめる構成になっているのが特徴です。

④ファン交流タイム|握手・サイン・チェキなど

トークパートのあとは、アーティストとの直接交流ができる時間が設けられます。主な形式は握手会・サイン会・チェキ撮影会などで、どの内容になるかはイベントによって異なります。

サイン会ではCDジャケットや特典グッズにサインがもらえるほか、握手会では短時間ながら直接応援の気持ちを伝えることができます。チェキ会でのメンバー全員との撮影ショットや、推しメンとの2ショットなど、特典に応じたパターンが用意されていることが一般的です。

人気メンバーの場合は列が長くなることもあり、1人あたりの時間はごく短く限られているのが一般的です。スタッフの指示に従い、スムーズな進行に協力することがマナーとされています。

⑤イベント参加条件のバリエーションにも注意

インストアイベントでは、参加条件や特典内容がCDの購入枚数や種類によって変わることがよくあります。たとえば「1枚購入でトーク参加」「2枚購入でチェキ撮影に参加」「3枚購入で2ショットチェキ付き」など、段階的に特典がグレードアップしていくパターンが一般的です。

また、同じアーティストでも開催店舗ごとにイベント内容が異なる場合があり、特典グッズや参加形式に違いが出ることもあります。こうした違いを踏まえて複数のイベントに参加するファンも多いため、遠征や日程調整が必要になるケースもあるでしょう。

当日の注意点とマナーを知っておこう

インストアイベントを気持ちよく楽しむには、参加者としての基本的なマナーや注意点を守ることが大切です。事前に確認しておきましょう。

録音・録画は禁止が基本。スマホやカメラの扱いに注意

インストアイベントでは、録音や録画は禁止されているのが一般的なルールです。会場内でのスマートフォンやカメラの使用は控え、イベント開始前に必ずバッグやポケットへしまっておきましょう。

特にチェキ撮影会などで撮影が行われる場合でも、撮影機材はスタッフ側が用意するインスタントカメラ(チェキ)を使用するのが基本です。

スタッフからイベント中の注意が入った場合は、必ずその場で従うこと。ルール違反があるとイベント自体が中止されることもあるため、マナー遵守が大前提です。

服装・持ち物のマナーも大切に

イベント会場は多くの参加者が集まるため、周囲への配慮ある服装や荷物の持ち方が求められます。

特にヴィジュアル系のイベントでは、個性的なファッションも多くみられますが、高い帽子や大きな飾り付きのカチューシャなどは後ろの人の視界を妨げる可能性があるため、着用を控えるのがマナーです。

また、スーツケースなどの大きな荷物を持ち込むと会場内の移動や整列の妨げになることも。事前にコインロッカーや宿泊先に預けておくのがおすすめです。小さな会場では荷物置き場がない場合もあるため、できるだけコンパクトな装備で臨みましょう。

プレゼント・ファンレターの渡し方に注意

インストアイベントでアーティストへの想いを込めたプレゼントやファンレターを渡せる場合もあります。ただし、その扱いはバンドの規模や事務所の方針によって異なり、直接手渡しが可能な場合と、プレゼントボックスへの投函に限られる場合があります。

基本的には、公式サイトやイベント告知に記載されているルールを確認し、内容やサイズ、渡し方などを事前に把握しておきましょう。食べ物や手作り品など、受け取れないものもあるため注意が必要です。

イベントは共有の場。周囲への気配りを忘れずに

インストアイベントは、アーティストとファンだけでなく、参加者同士が空間を共有する場でもあります。限られたスペースや時間のなかで、多くの人が安心して楽しめるよう、周囲への配慮ある行動が求められます。

たとえば、トーク中に大声で話す、過度なリアクションで雰囲気を乱す、順番を守らずに割り込むといった行為は、ほかの参加者の体験を損ねることになります。また、コールや掛け声が禁止されているイベントもあるため、事前のルール確認とスタッフの指示に従う姿勢が大切です。

主催者にとってのインストアイベントのメリット

インストアイベントは、アーティストやファンだけでなく、主催者にとっても多くのメリットがあるプロモーション施策です。

とくにCDやグッズの販売促進に直結しやすく、「イベント参加にはCD購入が必要」という仕組みが売上につながります。購入特典を段階的に設定することで、複数枚購入を促すことも可能です。

また、ファンとのリアルな接点を通じてブランドへの愛着や応援の熱量を高められる点も大きな魅力です。イベントの様子はSNSなどで自然に拡散されやすく、新規のファン獲得や認知拡大のきっかけにもなります。

さらに、アーティスト本人が現場に立つことで、作品に込めた想いや魅力をダイレクトに伝えられるため、オンラインでは得られない体験価値を提供できるでしょう。CD市場が縮小するなかでも、ファンとの絆を強化できる貴重な場として、インストアイベントの価値は今なお高まっています。

インストアイベントの企画〜実施までの3ステップ

インストアイベントは、ただ会場を用意するだけでは成立しません。企画から運営までのステップを押さえることで、より効果的な集客と成果につながるでしょう。

事前準備|企画・会場選定・CD流通との連携

まず重要なのは、イベントの目的とターゲットを明確にしたうえでの企画設計です。販促を重視するのか、ファンとの接点づくりを重視するのかによって、内容や規模は大きく変わります

会場選定では、アーティストの動員規模やファン層にあわせて、V系専門店・大手CDショップ・ショッピングモール・ライブハウスなどから適切な場所を選びます。人気アーティストの場合はアウトストア形式も検討対象となります。

加えて、CD販売や流通スケジュールとの調整も不可欠です。特典物の用意や入荷タイミングによって、イベント日程が前後することもあるため、ショップやレーベルとの連携を密にして進めましょう。

認知施策|ポスター・SNS・店舗告知

イベントの成功には、事前の告知活動による集客が欠かせません。まず基本となるのは、開催店舗でのポスター掲示や店頭チラシの設置といったオフライン施策です。ファンが立ち寄る機会の多いCDショップ内での露出は、高い告知効果を発揮するでしょう。

さらに重要なのがSNSでの拡散です。アーティスト本人の公式アカウントやショップのSNS、レーベルの発信を連動させて、タイミングよく情報を届けましょう。参加条件や特典の詳細、注意事項などを明確に示すことで、ファンの不安や疑問を解消し、参加意欲を高めることができます。

投稿にはビジュアル素材や絵文字を活用し、目に留まりやすい工夫をするのもポイントです。

当日運営|スタッフ配置・整理券対応など

イベント当日の運営では、スムーズな進行と安全確保を両立させることが最優先です。

まずは会場導線や整理券の番号順に合わせた整列・入場誘導を行えるよう、十分な人数のスタッフ配置が必要です。特に、人気アーティストの場合は混雑や混乱が起きやすいため、整理券の扱いや案内放送も含めて、事前の段取りが欠かせません。

また、荷物預かりの案内やプレゼントボックスの設置、質問用紙の回収なども細やかに対応することで、参加者の満足度が高まります。撮影会ではスタッフがチェキ撮影・ポーズの確認などを担当し、テンポよく進行できるよう配慮しましょう。

万が一のトラブルに備えて緊急連絡体制を用意しておくことも、安心して運営するうえで重要です。

心に残る出会いと体験をインストアイベントで実現しよう

インストアイベントは、CD販売促進や認知拡大だけでなく、ファンにとって特別な体験を届けられるリアルな接点です。目的やターゲットに応じて企画を丁寧に設計することで、アーティストへの愛着や支持を深め、長期的なファンベースの形成にもつながります。

本記事では、インストアイベントの基本的な形式や当日の流れ、運営に必要なステップ、そして主催者側のメリットまでを幅広くご紹介しました。初めての開催でも、ポイントを押さえた準備と安全な進行ができれば、イベントは十分に成功させられます

とはいえ、実際のイベント実施には会場選定、CD流通、スタッフ調整など多くの工程が必要になります。だからこそ、まずは経験豊富なイベント企画会社に相談するのがおすすめです。

ダイキサウンドでは、音楽イベントの企画・ブッキング・運営まで幅広くサポートしています。全国のCDショップ店頭はもちろん、ショッピングモール、ライブハウス、ホテル、さらにはオンラインイベントの実績も多数ございます。

インストアイベントの実施をご検討の際は、ぜひお気軽にダイキサウンドまでご相談ください。

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