ミュージカル『刀剣乱舞』 展開店舗特集第2弾

“新選組を意識した展示の構成にしました”ミュージカル『刀剣乱舞』 展開店舗特集第2弾

5月26日、「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~」(2020年版)公演に登場する「刀剣男士 team新撰組 with蜂須賀虎徹」によるシングルCD『Scarlet Lips』が発売された。ミュージカル『刀剣乱舞』として10枚目となる今作をショップではどのように展開をしたのか? ヴィレッジヴァンガード・イオン喜連瓜破(きれうりわり)駅前店の辻江さんにアピール方法などを聞いた。

ヴィレヴァンの略称でも知られる同書店チェーンはカルチャーを重視した雑貨、書籍、音楽媒体、映像媒体を扱うことで有名だ。イオン喜連瓜破店はそういったヴィレヴァンの中でも、イオン内に出店している店舗ということで、ファミリーや若い層を含め、女性のお客様が多いとのこと。

今回の売り場のレイアウト以外にも、辻江さんはアニメやゲームなどに関わるコンテンツ全般の売り場レイアウトを担当している。実は原作ゲームの「刀剣乱舞-ONLINE-」もサービス開始直後からプレイしていて、「ミュージカル『刀剣乱舞』」に関しても、公演を観に行った経験があるとのこと。

「元々育成系ゲームはあまりやっていなかったのですが、神社仏閣巡りや歴史が好きなので、興味がわきました。ミュージカル『刀剣乱舞』については、2.5次元と呼ばれるミュージカル作品全てに言えることですが、やはり画面で見ていたキャラクターが実在感のある状態で登場することが魅力です」

今回のレイアウトで特に意識をしたのは、「team新撰組 with蜂須賀虎徹」の作品であるという点だったと辻江さん。

「新選組隊士の愛刀が多く出演している作品なので、だんだら模様などで、新選組を意識した展示の構成にしました。そして『刀剣乱舞』部分は、蜂須賀虎徹をイメージして紫の地に金の文字で目立つように考えました」

先頭のCDジャケットには全て、登場キャラクターの紹介と元になった刀剣の情報がポップで書かれている。これは全て辻江さんの自作ということで、作品や歴史に対する知識の深さが伺える。

「刀剣乱舞」関連の商品で特設コーナーを設けるのは今回が初ではない。同作に詳しいということで、以前はお客さんから声をかけられることもあったそうだ。

「『昨日の公演は観に行きましたか?』と話しかけてもらい、そのまま会話が盛り上がったこともありました。今はなかなか劇場にも行けないご時世なので、早く元に戻って欲しいですね」

ポップの作成技術が魅力のひとつでもあるヴィレヴァンならではの情報量のある特設展示だった。

関連記事一覧