ミュージカル『刀剣乱舞』 展開店舗特集第3弾

“今まで作品に触れてこなかった人にも興味を持ってもらいたい”ミュージカル『刀剣乱舞』 展開店舗特集第3弾

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~」2020年上演版作品の劇中で歌われた全26曲を収録したCDアルバム「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~」が6月30日、ついに発売された。ミュージカル『刀剣乱舞』の新譜をどのようにアピールしたのか、実はアニメや2.5次元系ミュージカル関連商品の激戦区である、群馬県高崎市にあるタワーレコード・高崎オーパ店の金子さんに話を聞いた。

高崎駅周辺はタワーレコードの他に、アニメイト高崎店、メロンブックス高崎店、らしんばん高崎店など『刀剣乱舞』関連の製品を扱う店舗が多い。しかも、各店舗は徒歩数分ほどの近い距離にあり、お互い意識することは多い様子。

「アニメイトさんから、うちにハシゴするというお客様もおられますね。そのため、重視する商品には展開に違いをつけて相乗効果等も狙っています。私は結構なオタクなので、担当するアニメやゲーム楽曲などのコーナーは、得意なジャンルは強めに打ちだしています。」

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~」はまさにその得意とするジャンルの作品のようだ。その熱意は今回の商品紹介にも反映されている。

「2016年にも上演された公演のCDアルバムということで、元々知っている方も多いですが、「ミュージカル『刀剣乱舞』」を知らない人へ向けたわかり易いPOPを意識しています。私の熱量も込めているので情報量と文字数は多めですが、その文字だらけのPOPを見て、『なんか、すごいの書いてある!?』と、目に止まってほしいと思いながら作成しました。」

タワレコ高崎店の入っている高崎オーパは、若者向け有名アパレルブランドのショップや、学校帰り、仕事帰りの雑談にちょうどいいカフェなどのテナントが多く入っているため、若い女性層の需要が多いとのこと。そして、そういった女性には、「2.5次元ミュージカル作品」というのは高いアピールポイントになるという。

「他の店舗目的でオーパに来て偶然寄った方が、私の作成した専用棚の派手な装飾や、長い文章のPOPなどを見て、興味を持ってくれることがあります。店頭で掲載している映像や画像で、どういった作品なのかわかりやすいのが2.5次元作品の強みではないかと思います。」

ネットの発展と、最近では新型コロナウイルスの影響もあり、通販などで買う人も多くなっているが、そういったご時世だからこそ、店頭でたまたま見つけて買う人には、最大限作品の魅力を伝えたいと金子さんは考えている。

「今まで『刀剣乱舞』に触れてこなかった人にも興味を持ってもらいたいと思いながら、特集の棚を作っています。私は元々原作となるゲームの「刀剣乱舞-ONLINE-」が好きで、ミュージカル『刀剣乱舞』にハマったので、そういった自分の実体験を踏まえ、POPを書いたり、興味がありそうな方に話かけたりすることもあります。」

なお、今回の「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~」は1部ミュージカルの音源を収録した「初回限定盤A」、2部ライブの音源を収録した「初回限定盤B」と通常盤の3形態が発売されているが、同店で人気なのは「初回限定盤B」のようだ。ちなみに、同シリーズのヘビーユーザーを自称する金子さんはもちろん3形態全て購入したそうだ。(斎藤雅道)

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